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0歳から無理なく始める大学授業料の捻出計画

教育費

子育てを始めて気になるのが、教育費。特に、大学の授業料は、予め準備しておかないと、家計が回らなくなるのではないかと心配になります。

私達夫婦のように、アラフォーから子育てを開始した場合、老後資金の準備期間と大学の授業料を納付する時期が重なってしまいます。これに加え、住宅を購入した場合は、住宅ローンの支払いも重なってきます。

そんな訳で、今回の記事では、アラフォー夫婦の私達が、無理なく、大学の授業料の捻出する方法を検討したいと思います。

大学の授業料に掛かる費用

大学の授業料って、最近いくら位かかるのかな?

進路によっても、費用が違うようだよ。

国立文系と私立理系だと、全然学費が違うね。

国公立大学私立大学
文系(学部卒 4年)約 250万約 400万
理系(学部卒 4年)約 250万約 550万
理系(院卒 6年)約 400万約 750万
※なお、私立大学の理系の中には、医学部、薬学部を含みません。

大学の授業料は、昨今の物価高騰の影響してか、私達の頃より、高くなっており、かなりの出費。このため、大学の授業料だけでも、目途を付けておきたいものです。

児童手当を積み立てて、新NISAで運用

児童手当について

現在、子育て政策の一環でよく耳にする児童手当。児童を養育する請求者に支給される手当ですが、以下の表のように、年齢、両親の所得に応じて、支給される額が異なります。

対象年齢所得制限限度未満(※1)所得制限限度以上(※2)
(特例給付)
特例超過(※3)
3歳未満\15,000\5,000\0
3歳~小学生\10,000
ただし、第3子は、\15,000
\5,000\0
中学生\10,000\5,000\0
※1~3 所得制限限度額については、子供家庭庁、自治体のh.pをご確認下さい。以下、子供家庭庁のURLです。https://www.cfa.go.jp/policies/kokoseido/jidouteate/annai#seigen

この児童手当は、政府の肝いりで、2024年10月より拡張されることが決まっており、上記の所得制限が撤廃され、さらに、年齢も、高校生までの支給が決まっています(青字部分が拡張される個所です)。

対象年齢支給金額
3歳未満\15,000
ただし、第三子以降は、\30,000
3歳~小学生\10,000
ただし、第三子以降は、\30,000
中学生\10,000
ただし、第三子以降は、\30,000
高校生\10,000

高校生までは、月1万円程、支給されるので、それを上手く積み立てていくといいね。

なお、上記の表に基づくと、生まれてから高校生修了までの児童手当の総額の概算は、約230万円(なお、生まれた月によって総額は、多少増減します)。

児童手当をそのまま貯めておくだけでも、国公立4年の学費だけは何とかなるかな。。

とは言っても、大学入学まで、およそ、18年あるので、複利の効果を利用して運用する方が有利かも。

投資信託をNISA口座で積立投資するメリット

投資においては、長期、積立、分散で、元本割れのリスクが低減すると言われています。特に、15年以上の長期間で積立投資をした場合、元本割れのリスクが減少するといわれています。

このため、投資先が分散されているインデックスファンド等の投資信託で、長期間、積立を行えば、リスクを軽減しつつ、大学の授業料を捻出できそうです。

そして、できれば、運用で増やした分は、課税されずに授業料に回したい。

そうなると、積立投資を行うのは、非課税のNISA口座で行うのが得策です。

NISA口座以外だと、運用益に課税されてしまうなあ。

NISA口座ですが、手数料の安いネット証券で口座開設をするのがお得です。我が家では、ネット証券大手の楽天証券と、SBI証券を使っていますが、個人的には、私のような投資初心者には、楽天証券の方が、ユーザ画面が見やすいので、おススメです。

児童手当をNISA口座で積立投資した場合の予想資産額

そこで、児童手当(月額1万円)を、投資信託で0歳から大学入学までの18年間、運用した場合、どれくれいになるのでしょうか。

一先ず、想定リターンを年率4%で計算してみると、以下の表のようになります。

積立額
(月額)
積立期間想定リターン
(年率)
元本
(総額)
予想資産額
1万円18年4%216万313万

国公立大学の授業料+αにはなりそうだね。

このように、NISA口座で、投資信託を積立投資していけば、リスクは、あるものの、児童手当だけでも、国公立大学の授業料+αが捻出できそうです。

私立理系で4年大学に通った場合の授業料、550万を目標に積立投資するよ。

児童手当支給分だけを積立てて、運用しても、私立理系4年分の授業料には、届かなそうです。そこで、目標額 550万円を達成するためには、毎月いくら積立投資するのがよいのでしょうか。

積立額
(月額)
積立期間想定リターン
(年率)
元本
(総額)
予想資産額
1.8万円18年4%389万564万

上の表のように、毎月、1.8万円ずつ、積立をすると、目標額の550万に届きそうです。

児童手当に3,000~5,000円を足して、積立てていけば、達成できそうです。なんとかなりそうかも。

また、例えば、最初に、50万円を一括投資しつつ、毎月、1.5万円ずつ、積み立てても、以下の表のように、目標額の550万円に達成できそうです。

初期投資額積立額
(月額)
積立期間想定リターン
(年率)
元本
(総額)
予想資産額
50万1.5万円18年4%374万571万

という訳で、児童手当+α(数千円)で積立投資していけば、私立理系であっても、4年間の授業料は、捻出できそうです。

大学院まで行く場合は、さらに、+αが必要になりますが、一先ず、我が家では、私立理系の4年間の授業料を、捻出できるよう、初期投資を50万して、さらに、児童手当に+αしながら、毎月1.5万円ずつ、積立投資していこうかと思っています。

投資信託の選択

積立投資する投資信託ですが、やっぱり、手数料、保有コストが少ないインデックスファンドがよいと思うので、好みはあると思うのですが、我が家では、いわゆる、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))にしようと思います。

オルカンの場合、過去20年のリターンの平均が10%弱ですので、18年あれば、上記の想定リターンの4%も無理な想定リターンではなさそうですね。

この投資信託の選択は、色々、好みがあると思います。例えば、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)等のファンドを選択する人も多そうです。

(なお、投資は、リスクを伴いますので、よくご検討されて、自己責任でお願いします。)

まとめ

我が家では、支給される児童手当に+αしつつ、大学入学時までに、インデックスファンドで積立投資を行って、大学の授業料を捻出しようと思います。

ということで、物価高で、大変ではありますが、児童手当に手を付けないで、頑張ろうと思います。

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